5Gでの未来のキラーアプリはARとVRか?華為はどのように考えているのか?

2019年10月23日 更新


Huawei ar vr

概要

 ポイント


 華為は、英国のサリー大学への5GIC(5Gイノベーションセンター)の500万ポンドの投資を行った。

 今回の5GICの投資を通じて華為は、5Gによる既存ケーブルの代替・AR, VR, 自動運転への応用を見込む。

 5Gが商用化されるには、グローバルでの標準統一や地域での周波数の公布などが要になる。

この記事は5G未来杀手级应用是AR和VR?华为还有自己的看法の内容を翻訳したものになります。


 3GPPの計画によれば、5Gが2020年に正式に実現商用化されるので、華為は中国最大の通信機器メーカーになるために、2009年から5G技術の研究と部署を開始しました。華為の通信機器はアメリカ市場への進出をすることができませんでしたが、ヨーロッパは常に華為の新天地でした。

 2014年11月、華為は英国のサリー大学の5GIC(5Gイノベーションセンター)との協力を進めることを発表しました。そして2015年9月には、面積が4キロ平方で華為が全施設を提供する、グローバルで初めての5Gテストセンターがサリー大学に完成しました。昨日(5月26日)にあったサリー大学で初めての中国卒業式典では、5GICのリーダーであるRahim Tafazolli 教授及び 2012実験室の首席プログラマー顾亮が、それぞれの協力の進展の紹介及び5Gの未来の応用場面について討論をしました。

 ここまでで、華為はサリー大学の5GICの投資に500万ポンドを費やしました。Rahim Tafazolli 教授の紹介によると、今のところ華為との協力の項目の中での実験の成果には、

 BBCと共同での、モバイルネットワークを通じた4KウルトラHD映像伝送
 IoTで開発されたスパースコードで多くの技術を使うために、周波数スペクトルが増加しない状況下での、既存の4Gネットワークと比較した時のシステム上の接続数の300%の増加、情報量の上昇

がありました。

 Tafazolliは、2つ目に非常に重要なことは、5Gはスマートハウス・スマートシティ・スマート病院・スマートファクトリー・コネクティッドカーなどに関係して、毎平方キロメートルでつながる100万台の設備の能力を持つ必要があるからだと強調します。5Gネットワークは未来の違う応用場面への準備ができていて、高い柔軟性に準備する必要があり、今のところ5GICの開発の重点の1つは「Programable Network」である、と彼は認識しています。

 5Gが絶えず各大学の科学メディアのヘッドラインに出現していますが、それは私たちの未来の生活にどのような影響を与えるのでしょうか?顾亮の見方だと、未来の20, 30年以内に人類社会の最大の変化はスマート化社会に向かうことで、未来の身近にあるもの全てにセンサーがつくようになります。5Gの1つの重要な使命はこれらの物をネットワーク上につなげ合わせることで、ネットワークバックエンドのクラウドコンピューティング、人工知能を通じて、よりよいサービスを提供することです。
 全てのものをつなげることは、全てがネットワークの一部になることで、これが5Gが4Gと区別される最大の特性です。

 彼は、映像コンテンツの勃発に従い、将来的にもっと広いブロードバンドが必要になり、無線ネットワークから言えば、もっとより多くの伝送容量により多くの周波数スペクトルが必要になるので、周波数スペクトルの効率を上げる技術が未来のネットワークの問題を解決するための最も本質的な問題である、と認識しています。

 顾亮は、5G部署の初期段階で一番最初に商用化される応用場面は実際には「FTTH(Fiber To Home)」の代替方法としてである、と紹介しています。スマートフォンが一定程度はモバイルインターネットの普及を促しましたが、グローバルの範囲で見れば、家庭へのブロードバンドの普及率は依然として低く、人口密度の低い国家や地域のように FTTH が比較的難しい場所で、5Gを代替の解決方法に使うことができます。

 5G時代のキラー級になり得るアプリケーションはARとVRになります。ゴールドマンサックスは2016年に発表した予測レポートによれば、2025年のAR、VRソフトウェア市場規模は1100億ドルにまで上り、ノートパソコン市場と同程度の規模になります。最も優れたAR及びVR体験(12000p*7800p)を提供するには、最低限1Gbpsの伝送速度が必要となり、それには5Gがちょうどその需要を満足させることができます。

 それ以外に顾亮は5Gは自動運転の領域の応用にも利用されることを言述しました。5Gネットワークは広い周波数・大量の情報量以外にも、もっと信頼でき遅延時間の短い通信技術が自動運転技術と組み合わさり、未来の自動運転技術に安全の保障を提供することができ、これが5Gが発展して行く重要な方向性の1つになります。過去に多くのメディアは華為は現在まさに極秘裏に無人運転技術を研究していると報じていますが、雷锋网(中国のメディア)は顾亮から確証を得てはいません。

 これからの2年間は5Gの標準化において鍵となる時間となるでしょうし、華為がサリー大学と共同したのも、これを考慮した上のことかもしれません。
 5GICの業界パートナーを通じて、5Gのグローバル標準統一を一緒に促すことは、未来の5G産業のアプリケーションにとって重要な鍵となるでしょう。

 雷锋网が5Gが2020年までに中国で商用化されるかを聞いたところ、顾亮は、今のところは具体的な計画はなく、5Gは商用化される周波数の公布がいつになるかと言ったことと相関するので、まずは政府が5Gの周波数バンドを公布しなければ、華為はその解決方法と支持を表明できない、と答えた。

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